地面から返ってくる力を使おう
今回は、重心の高さと移動のしやすさの関係についてです。
以前の記事(姿勢を正すとは?正しい姿勢)で
姿勢が整って重心位置が高くなると「歩く」「走る」などの移動がしやすくなる
と書かせていただきました。
重心位置が高くなると、どうして楽に移動できるようになるのか?
(筋力に頼らずに歩いたりできるようになるのか?)といいますと..
歩く・走るときには「足が地面を押す力が、地面から返ってくる」ことで身体を移動させるエネルギーを生み出しています。
その際に
・重心が足の真上にある(画像①)
・重心が移動したい方向に位置している(画像②)
この違いによって移動の効率が大きく変わってくるのです。

②のように重心を足の上から前に外している方が、前方向へ移動するために使う筋力が少なくて済みます
地面を押す力が同じだとして①と②で比較すると
②の方が地面からの力が前に向けて掛かっているため
①よりも遠くに1歩目をつくことが出来ます。
※転ばないように気を付けて、試してみてください。
重心位置が高いとなぜ移動しやすくなるのか?
次に重心位置が高いとなぜ移動しやすくなるのかを説明します。図をよくご覧ください。

上図に示したように
重心が高いほど、身体の傾きが小さくても同じ位置まで重心を移動さられるのです。
この高重心に対して、
膝が曲がり、腰や背中が丸まっていると重心は低くなってしまい、筋力に頼る(自力で進む)割合が大きくなります。
つまり、
腰や背中が丸まり、膝が曲がった姿勢だと重心を先行させにくくなり
歩いたりする際により多くの筋力を使う必要があるのです。
そのため少し歩いただけで疲れやすくなったりします。
少し歩くと、すぐに疲れてしまう方は下半身の筋肉を強くしようと歩いたり踏み台昇降をするよりも、骨盤が立って背すじが伸びた姿勢を楽にとれるようにすることが先決です。
そのためのストレッチや体操を行いながら歩き方を見直すのが根本的な解決策になってくるのです!
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いかがでしたでしょうか?
少し難しい話になってしまいましたが、姿勢を正すことが歩くことの効率化につながり、楽に歩けることが運動強度を高めることを可能にします。
一生涯歩ける身体作りのために・・・まずは良い姿勢づくりが必要です。
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